こんにちは。ピアノ講師の田草川詩織です♪
今日は、ピアノ教室にお子さんを通わせたいな、と考えているお家の方向けのお話です♪
「習い事をする」ということは、お金も時間もかけるということです
私自身が「お金と時間をかける」ということが、とても大変なこと、貴重なこと、と考えています。
なので、ピアノを始める前に、慎重に、よく考えて始めて欲しい!と願っています。
どんな習い事もそうですが、ピアノを習うことで
- 長く続け
- 楽しく
- 成長できたら!
最高だと思いませんか?!
例えば、年中さんからピアノを始めたとして中学生~高校生、大人まで続けるとしたら…?
そんな長いピアノ人生を楽しくお子さんに送ってもらうためには、ピアノを始める前に
- 考えておきたいこと
- お子さんと話すべきこと
- お家の方の心がまえ
などを知りましょう♪
お家の方もお子さんも納得して楽しくピアノ教室に通って欲しいな、と思います。
ピアノ講師目線でご提案させていただくのでピアノを習う前の参考にぜひしてみてくださいね♪
ピアノを習うことを子どもがやりたいことなのかを話し合う、聞く
私のお教室では、ピアノを始めたいと思ったきっかけを入会時のアンケートで記入して頂きます。とても多い回答がこちらです!
- 保育園・幼稚園でピアニカをやってピアノに興味を持ったから
- お歌・音楽が好きなので
- 将来、〇〇(音楽関係のお仕事)になりたいから♪
- ピアノをやっているお友だち・きょうだいに憧れて…
- 子どもがピアノをやってみたい!と言ったから
私は、ピアノをスタートさせるきっかけは、お子さんのピアノをやりたい、やってみたい!という気持ちがとっても大切と考えています。
私自身幼い頃、親に「ピアノやってみたい!」と言って何個かピアノ教室の見学に連れていってもらいました。
どこのお教室にする?と親に聞かれ、私は、「〇〇くんが通っているところ!」と幼稚園のお友だちがいるお教室を選びました!(笑)
ピアノを習うことは、楽しいだけじゃなく練習が大変で苦しいことも多かったですが、自分でやりたい、自分で決めて始めたというきっかけが、幼い子どもだった私の中でピアノを続ける大きな理由になっていたと思います。
お家の方がお子さんの将来のために、習い事をさせてあげ、将来のために選択肢をたくさん与えてあげることはとても素敵なことです。
それでも、習い事をスタートさせる時に外しちゃいけないポイントは、
親がやらせたいのか?それとも、お子さんが自分で興味を持ってやりたいのか?
ここをはっきりさせておくべきだと思います。
子どもの気持ちを聞かず、親がやらせたいだけでスタートさせるのは正直おすすめしません。
長く、続くことはないでしょう。
お子さんのやりたい気持ちでスタートしたならば、習い事をしていく上で、何か大変なことがあっても、がんばろう!という気持ちで進めます。
お家の方の応援や、声かけは必要ですし、もしかしたら、ピアノをやめたくなる時も来るかもしれません。
でも、自分でやりたいと思って始めたことは、不思議なもので、またやりたくなるんですよね♪
そんなお子さんの自分からやりたい気持ちを大切にして欲しいのです。
こんなことにはなって欲しくない…
これは悲しすぎます…
大人だってやらされてることは、やりたくないのに…
子どもだって同じですよね…
興味がある、やってみたいことは頑張れるのが人間というもの。
お家の方の気持ち、お子さんの気持ちを整理しておきたいですね。
ピアノ(他の習い事も)を習う前にお子さんと話しておきたいこと
- 習い事をやってみるか、やってみたいか?
- ピアノの習い事どうかなぁ?やってみる?(体験・見学に行ってみる?)(興味があるかしっかり確認)
- 他にもこんな習い事あるよ(習い事の提案)
- どんなことやってみたい?
ピアノを購入することについて考える
ピアノや楽器などの習い事は、ただレッスンに行っていれば上達するという習い事ではありません。
お家での日々の練習が大切です!
ピアノがお家にない場合は、購入することを考えていきましょう!
ピアノは高価なお買い物です。しっかりと調べたり、お店に行って実際に触ってみてください。
ピアノの先生は、楽器店とのつながりがあると思いますので、ピアノ購入の際、相談してみてくださいね♪
ピアノ購入のポイント
- 生のピアノか、電子ピアノか考える
- ピアノ購入のための予算を考える
- ピアノの置き場所を考える
- 音対策を考える(大きな音を出しても大丈夫か?練習する時間帯は?)
私のお教室(山梨県甲府市)の近くにある楽器店はこちらです↓
〇島村楽器イオンモール甲府昭和店
〇YAMAHA内藤楽器
ピアノ練習の習慣をつけさせてあげる声かけと環境作りが必要
Q:ピアノは、レッスンに通っていれば上手になるのかな?
A:レッスンに来るだけでお家で何もしない…という状況では正直上達は難しいです。
ピアノや楽器の習い事は、お家での練習が必要不可欠です。
「お家で練習する」を前提にした習い事がピアノです!
毎日コツコツの積み重ねが上達への道です。
毎日、ピアノの椅子に座ること。(そして練習する)小さいお子さんだと毎日ピアノに向かうのが最初は難しいかもしれません。
でも、椅子に座らせてあげて…1回でもいいんです!ピアノで習ったメロディを弾いてみてください♪
そして1回弾けたことを褒めてあげてください。
毎日、1回でも、5分でもピアノの椅子に座り、鍵盤に触る。
毎日ご飯を食べるように、歯磨きをするように、習慣になると良いですね
幼い頃から毎日ピアノに触る、というルーティーン!は将来ピアノを続けていく上で大きな力になっていきます
「さ!今日もピアノの時間だ♪」というような声かけと環境作りをお家の方にして頂くことが大切です。
ピアノを習う前に、「もしピアノを習ったらいつ練習しようか?!」とお子さんと想像しながらお話することもきっと楽しいですよ♪
毎日の練習の習慣をつけるためには?
- 決まった時間にピアノをする!と決める(ご飯の前?お風呂の前?など)
- 今日は〇〇をする!と目標をたてて練習(〇回弾く、〇〇の曲をする、〇分集中!など)
ピアノの上達には時間がかかることを知る
いつ〇〇(曲名)が弾けるようになりますか?と聞かれたら…
正直なんとも言えないのです。
本人のやる気や、ピアノに対する感心度、毎日の練習量などなど、色々な要素が組み合わさって人は成長していきますよね。
お子さんによって成長する速さは違います。
が、確実に言えることは、生徒の皆さんがピアノを続けてがんばっている姿を続けてみていると確実に1歩1歩成長しています。
なのでお子さんのペースを大切に、「今日できたこと」がすごい成長だ!と感じたいですし、お家の方にも「この前できなかったことができた!すごい!」と感じて欲しいなと思います。
ピアノ講師として、「上達して欲しい!」という願いもありますので、そのサポートをしていけるようなレッスンをしていきます!
ピアノの練習は、繰り返し練習したり、時間をかけて取り組みます。
思うように進まない、壁にぶつかる時もあるものです。
それでも、焦らす、他と比較せず、どーんとかまえて、お子さんの1歩1歩を楽しんで見ていってください。
ピアノの上達には時間がかかる
- 神童でない限り、いきなりピアノは弾けない
- 継続と努力で必ず成長する!
- 子どものペースを大事に
- 1歩の成長がすごい!
ピアノ教室の方針・カラーを知る
ピアノを習う前に、ピアノ教室探しをすると思います。
その時に、しっかりと教室の方針・雰囲気・カラーを知ることをオススメします。
近所だから通う。〇〇ちゃんがいいよ、と言っていたから通う。など教室の方針・雰囲気を知る前に通うことを決めてしまうのはストップ!!
まずは、どんなお教室があるか調べてみましょう♪
例えば…
- 大手音楽教室なのか、個人教室なのか?
- ビシバシ!スパルタなのか?まったりゆったりペースなのか?
- クラシックオンリー?ポップスなどの曲もできるの?
など、これだけでもお家の考えと教室の考えが食い違ってくると悲劇が生まれます。
こんなことにならないために、事前にホームページをしっかり確認したり、見学や体験に行ってみることをおすすめします。
大手音楽教室というと、YAMAHA・KAWAI・楽器店のお教室です。
個人教室というと、私のように、個人でお教室を開いている教室です。
大手と個人という違いだけでもお教室の雰囲気が違います。
そして、私が思うに、1番重要なのは、教室の方針を知ることだと思います。
私のお教室はビシバシ!スパルタではありません。アットホームなお教室を目指しています。
- 上達を目指しながら、楽しく音楽を続ける。
- 個人のペースを大事にする。
- 楽譜をしっかり読めるようになる
- イベントを開催して仲間と音楽を楽しむ
- 将来、自分の力で音楽を楽しめる力をつける。
このような方針なので、コンクールバリバリ参加したい、厳しめのレッスン希望などのお家ですと希望に沿うことができません。(厳しいレッスンというものが人によって感じ方は違うと思いますが…。)
(私のお教室がゆるいという訳ではなく、もちろん、ピアノを続けることは大変なこと、困難なこともありますので、一緒に乗り越えていきます!)
ピアノを習う前に調べておきたい教室選び
- 教室の方針などをホームページなどで確認
- 実際に見学・体験して雰囲気を感じる
- 先生がどんな考えをもっているか知る
- お子さんがどんな教室に通いたいのか簡単で良いのでイメージしておく
ピアノを習う前に考えたいこと、まとめ
色々と考えたいことを書いてきましたが、ピアノを習うってとっても楽しいことです!色々な音楽に出会えたり、もちろん人との出会いもありますよ♪
ピアノを習う前に、家族みんなでピアノを習うことについて話してみて夢を広げることはとってもワクワクしますよね。
ピアノ講師として、ピアノを習いたい全ての人を応援しています!